午後3時出発!上海から気軽に行ける水郷の街「周庄(周荘)」にて水郷の「夜景」と夏限定の水上ショー「四季周庄」をお楽しみください。
こんにちは、上海ナビです。
以前、夏休みに上海旅行をしたことがあるナビ。当時は過去最高の暑さだとかで、日中の観光がかなり過酷だったことを覚えています。「次回もしまた夏に上海に来ることがあれば、夜重視で計画を立てよう」と思っていたところで見つけたのがこのツアーでした。人気の水郷「周荘(周庄)」を夜メインでまわることができるツアーです。郊外行きのバスの最終便は夕方早めなので、個人ではなかなか夜の水郷へは行けないんですよね〜。早速このツアーを利用してみることにしました。
目的地「周荘(周庄)」はこんな場所です。まずは歴史、見どころなど基本情報を見てみて。昼間だけのツアーもありますよ。
今日のコース内容
15:00 ホテルロビー集合、専用車で周荘へ(約1時半)
16:30 周荘着、水郷内の史跡、古民家などを散策
18:00 周荘の郷土料理の夕食
19:30 大型水上ショー『四季周荘』を鑑賞(約1時間)
20:30 専用車で上海へ
22:00 ホテル着、解散
※ 時間、予定は道路の混雑情況、天候などによって変わる場合があります。
※ 夕食以外の飲食、ツアー内容以外の場所への入場料は別途支払いとなります。
ホテルロビー集合
今回ナビが滞在したのは、新天地エリアの人気ホテル「アンダーズ」。ロビーで待っていると、ガイドさんが迎えにきてくれました! 移動はすべてチャーター車だそう。快適です♪
ロビーで待っているとガイドさんが迎えにきます
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移動はチャーター車
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中国の田舎ならではの並木道を走ります
市街地の高速道路を抜け、周荘に近づくと車窓から農村の風景を楽しむことができます。今回の運転手兼ガイドさんは女性で、日本語もペラペラ。運転もゆっくりめで安全運転でした。旅行中わからなかったことやお勧め店のことなどもいろいろ聞くことができましたよ。移動時間は約1時間半でした。
夕暮れの周荘に到着
到着時間は夕方4〜5時ごろ。まだ明るいので、いろいろと散策を楽しめます。まずはガイドさんの案内で、水郷の中心地の方へ移動。歩きつつ印象的だった風景をパチリ。
水郷内には見どころがいくつかあるそうなのですが、そのなかでももっとも歴史が古いというお屋敷「張廳」と「沈廳」を案内してもらいました。
張廳
「張廳」は、明代に建てられたという大豪邸。建築美はもちろん、家具、飾られた書画などにも注目を。個人の邸宅として作られたそうですが、敷地面積はなんと1800平米もあるのだそう。
「沈廳」は、貿易業で巨万の富を得た周荘出身の商人・沈万三一族が住んでいた邸宅です。このツアーのメインとなる水上ショーは、この沈万三の暮らしをモチーフにしているそう。周荘一の歴史的有名人といえばこの人なんですね。
時間が限られるため、船に乗りたい場合はほかの施設の見学は難しいかも
邸宅めぐりよりも船に乗りたいという方は、事前にガイドさんに伝えましょう(運賃はツアー代金に含まれていないため、別途その場で支払いとなります)。また、夕食のあとはすぐに水上ショーの会場へ移動するため、お土産を買いたい方は食事前に買うことをお勧めします。
周荘の郷土料理に舌鼓
そろそろお腹が空いてきたナビ。ガイドさんが「どんなお店で食べたいですか?」と聞いてきました。なるほど、このツアーはあらかじめ決められたお店で食べるというわけではないんですね。特にリクエストがなければお任せでもいいそうです。ナビはこの日一日にぎやかな観光地を歩いてきたので、「静かなお店」をリクエストしました。
ガイドさんが連れてきてくれたのはこちらのお店。土産物店が並ぶ通りからは少し離れた、川沿いの静かなお店でした。
店頭に食材置き場や生け簀があります
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広くて静か。のんびりできそう
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今回2人で参加したナビ。二人分としては十分な量の周荘料理をガイドさんがオーダーしてくれました。オーダーもリクエスト可能です。「周荘は万三蹄という豚ももの煮込みが名物なんですよ」と店員さん。でも、ナビたちは「野菜がたくさん食べたい! あと魚!」とリクエスト。こんなラインナップのお料理が出てきました。主食が欲しい場合は、白ご飯かチャーハンを追加できます。
中国セロリと干し豆腐の炒め物
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特産の白絲魚のショウガ醤油蒸し
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ドリンクとお酒はツアー料金に含まれていないそうなので、オーダーする場合は別料金としてその場で支払います。メニューと価格の写真を貼っておきますね。周荘産のビールや老酒もあるそう。値段も安いです! ※行くお店によって変わりますが、だいたいこのくらいの値段です
思った以上の内容! 豪華水上ショー『四季周荘』を満喫
午後7時でもまだ明るいです
ショーの会場は、水郷内から徒歩5分ほどのところにあります。水郷の風景を模した開放的な野外ステージ。指定席までガイドさんが連れて行ってくれます。
オープニングは雑技
「観光地のショーって、歌とかダンスとかそんな感じかな」と思っていたナビ。が、予想以上のクオリティにびっくりでした。先ほどご紹介した周荘出身の沈万三と、その妻の陸麗娘のラブストーリーをベースに周荘の春夏秋冬の風物詩を綴って行くショーで、雑技あり、火を使ったパフォーマンスあり、本物の水牛や鵜が登場したりと、台詞や歌詞が中国語でわからなくても充分楽しめました!
火や花火を使った迫力の演出
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本物の水牛が練り歩きます
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観客の頭上でのスリル満点の演技
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命綱なしの空中ショー
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普通の人たちもステージに登場します
ナビ的にポイントが高いと思ったのは、この近所に普通に住んでいそうなおじちゃんおばちゃんが多数エキストラとして登場していること! しかも普段着のまま!? ご当地ショーっていう感じが濃厚で雰囲気満点でした。
今日のターゲットはこの男子。寂しそうに見えちゃったんでしょうか……
クライマックスでは沈万三と陸麗娘が結婚式を挙げます。ここでなぜか女装した道化役のおじさんが客席に乱入。観客のなかから「独身で、結婚したいと思ってそうな人」をランダムに一人選び、ステージに連れて行きます(目を合わせないようにすると逆に危険かも?)。今回はなんとナビの目の前に座っていたこの白Tシャツの男子がターゲットに。新郎の衣装に着替えさせられ、ショーに参加させられてしまいます。
船に乗せられ、結婚式に連れて行かれます
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そしてフィナーレへ
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専用車でホテルへ
帰りはそのまま専用車でホテルまで送ってもらえます。暑い中たくさん歩いてお腹いっぱい食べたナビたちは車内で爆睡。あっという間にホテルに到着しました。この日はショーがなかなかに盛り上がったため、時間が推してしまいホテル着は22時半でした。
このツアーを楽しむコツ
夏の水郷の夜を満喫しよう
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夏期限定です!野外ステージや水を使ったショーは、冬では寒くて無理です。ぜひ夏ならではの周荘を体験してみて下さい。ただしショーの会場や食事の場所に蚊がいることがあるため、虫除けや虫さされ薬は必ず携帯を。また、夜のツアーといっても水郷散策時はまだ明るいのでとても暑いです。エアコンの効いた場所はありません。汗拭き、日焼け止め、飲み物の携帯も忘れずに。
水郷からショー会場へ向かう時間帯もまだ明るいのです
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夜の水郷散策はありません「夜の周荘」ということで、運河沿いの夜景を楽しめるのかなと思いましたが、夏場は日が長いため、19時ごろまで明るいです。食事を終え、19時過ぎには水郷を出てショー会場へ移動し、ショー終了後はそのまま車へ、というスケジュールのため、水郷の夜景を楽しむことはできません。「ショーよりも夜景」という方には、同じ郊外の水郷・西塘への夜ツアーをお勧めします。
今回ナビは食べなかった万三蹄。食べたい方はぜひ
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自分で決められる!このツアーは、土産物店への立ち寄りやツアー指定店での食事など、あらかじめ決められたところに行くスケジュールはありません。通りがかりに興味を持ったものやお店があったら、ガイドさんに「これ買いたい!」「代わりに値切って!」「ここで食べたい!」「それはオーダーしないで!」など、遠慮せずリクエストを〜。
いかがでしたか? チャーター車でスムーズに行ける周荘の半日旅は、旅の日程が決まらなかったときにもぴったりです。特に水上ショーは、雑技以外のもう一つの上海らしいエンターテインメントとしてかなりの完成度。まだ観たことがない方はたくさんいるはずです。ぜひ一度鑑賞してみてくださいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。