列車で行く!水の都「無錫」日帰り観光

●列車で行く!無錫日帰り観光

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古都無錫と琵琶湖の3倍の大きさを持つ太湖を1日観光。無錫旅情をたっぷりと味わえるツアーです。

こんにちは、上海ナビです。
上海郊外の観光都市といえば蘇州や杭州が有名ですよね。でも、「もう2ヵ所とも行ったことがある」「もう少しレアな街に行きたい」「あまり知られていないお寺や史跡めぐりがしたい」という方にオススメなのが無錫。広大な太湖を遊覧船でめぐり、上海にはない大自然に触れ、古都の街角をぶらりと歩けば身も心もリフレッシュできてしまいます。そんな無錫の魅力を満喫できるツアーがあると聞き、ナビも参加してみることにしました。

今日のコース内容

7:30  上海市内のホテルを出発
8:30  上海駅(上海虹橋駅)着、高速鉄道で無錫へ(約50分)
9:20  無錫着
9:50  「鼋頭渚」着、太湖遊覧、仙島散策
12:00  「圓潤居」内で無錫料理の昼食
12:50  「惠山古鎮(古い街並み)」の自由散策
13:30  「錫恵公園」着、お寺、史跡めぐり
16:00  無錫駅着、高速鉄道で上海へ
17:30  上海駅着、解散

※ 時間、予定は道路の混雑情況、天候などによって変わる場合があります。
※ ツアーには朝食、夕食は含まれていません。
※「惠山古鎮」の代わりに「圓潤居」内の無錫産淡水パール専門店で見学&ショッピングを楽しんでいただくこともできます。希望があればガイドにお伝えください。

ホテルロビー集合

今回ナビが滞在したのは「花園飯店(オークラガーデンホテル)」。ロビーで待っていると、旅行社の方が迎えに来てくれました。皆さんの泊まっている上海市内のホテルならどこにでも迎えに来てくれるので、予約時にホテル名を伝えておきましょう。駅までの移動は道路の混み具合やホテルの立地によって、タクシーか地下鉄になります。
ロビーで待っていればOK。朝ご飯は食べておきましょう。 ロビーで待っていればOK。朝ご飯は食べておきましょう。

ロビーで待っていればOK。朝ご飯は食べておきましょう。

上海駅に到着! ここで上海のガイドさんとはお別れになります。切符を受け取り、列車の乗り方を教えてもらって指定の高速鉄道に乗車します。乗り方はこんな感じ。
①入ったら正面エスカレーターで2階へ。

①入ったら正面エスカレーターで2階へ。

②2階コンコースの様子。

②2階コンコースの様子。

③自分の切符に書かれている列車番号と同じ表示が出ている待合室に入ります。

③自分の切符に書かれている列車番号と同じ表示が出ている待合室に入ります。

④待合室にはいくつかの改札があります。自分の切符の列車番号が出ている列に並びましょう。列が動き出したらそれに続いて改札に行きます。

④待合室にはいくつかの改札があります。自分の切符の列車番号が出ている列に並びましょう。列が動き出したらそれに続いて改札に行きます。

⑤ホームに下ります。

⑤ホームに下ります。

⑥自分の切符に書かれてる号車番号と同じ車両に乗り、座席の番号を探します。

⑥自分の切符に書かれてる号車番号と同じ車両に乗り、座席の番号を探します。

約50分で無錫に到着! 改札を出るとすぐ、「上海ナビ」と書かれた紙を持った無錫のガイドさんが待っていてくれました。ここからはすべてチャーター車での移動となります。まず向かったのは、雄大な太湖の景色が楽しめる「鼋頭渚」。桜の名所としても有名な無錫最大の公園で、遊覧船での島めぐりが楽しめるそう。気さくなガイドさんが車のなかで今日の日程について説明してくれました。
ここからはチャーター車での移動になります。 ここからはチャーター車での移動になります。

ここからはチャーター車での移動になります。

「鼋頭渚」でのんびり湖の風景を満喫!

「鼋頭渚」は、太湖を見渡せる山と湖の中に浮かぶ「太湖仙島」を含む巨大公園。「鼋(ゲン)とは、龍とカメの間に生まれた子どもです。頭が龍で体がカメ。島の形がこの鼋に似ているのでこの名前が付きました」とガイドさん。説明に対するツッコミにも笑って対応してくれる方でした。園内に入ったら、まずは遊覧船で「太湖仙島」を目指します。
遊覧船の屋上席。船内は自由席です。

遊覧船の屋上席。船内は自由席です。

寒い日、暑い日はエアコン付きのキャビン内へ。

寒い日、暑い日はエアコン付きのキャビン内へ。

船からの風景です。

船からの風景です。

「太湖仙島」は、極楽をイメージして作られた島だそう。「この階段の先が天国ですから」など、ガイドさんのユニークな説明を聞きつつ散策。島の頂上の道教寺院では、高さ18mという巨大像に圧倒されてしまいました。
天国までの階段。

天国までの階段。

天国の街。土産物街です。

天国の街。土産物街です。

頂上には道教寺院の塔が。

頂上には道教寺院の塔が。

塔のなかには高さ18mの像が! 道教の神様です。

塔のなかには高さ18mの像が! 道教の神様です。

山道で行き合った道士さんたち。

山道で行き合った道士さんたち。

境内にはユニークな像も。

境内にはユニークな像も。

日本の絵馬みたい?

日本の絵馬みたい?

滝も発見!

滝も発見!

水辺には金ぴかの老子像、涅槃仏、観音、敦煌の石窟などが並んでいるゾーンが。仏教の史跡にしてはどうも配置や造形がゆるい、と思ったら、「80年代に観光用で作ったものです」とガイドさん。要するに仏像テーパマーク、ですね。サブカルっぽいものが好きな方ならうれしくなってしまうかも!?
こんな散策コースがあります。

こんな散策コースがあります。

シュールな仏像群。洞窟もあります。 シュールな仏像群。洞窟もあります。 シュールな仏像群。洞窟もあります。

シュールな仏像群。洞窟もあります。

ここからまた船で陸地へ戻ります。

昼食は無錫料理

昼食は無錫料理が用意されています。利用するのは日本人ツアー向けのレストランなので何かと安心ですよね。ナビが訪れた日も、店内のテーブルすべてが日本人観光客で埋まっていました。無錫がこんな人気の観光地だったとは! と、ナビも正直びっくり。料理は二人分でこの量です。豚スペアリブを甘く煮た名物「無錫排骨」も味わえますよ。
※ビール、紹興酒などは別料金でのオーダーとなります。
名物料理の無錫排骨。スペアリブの甘煮です。

名物料理の無錫排骨。スペアリブの甘煮です。

骨付きの紅焼肉。上海のものより八角の香りが強め? 肉料理が2品も付きます。

骨付きの紅焼肉。上海のものより八角の香りが強め? 肉料理が2品も付きます。

白菜、豚肉、春雨の鍋。あっさりしてておいしかった!

白菜、豚肉、春雨の鍋。あっさりしてておいしかった!

ホウレンソウと干豆腐の細切り炒め。

ホウレンソウと干豆腐の細切り炒め。

卵入り野菜炒め。やさしい味わい。

卵入り野菜炒め。やさしい味わい。

大盛りのチャーハン。本当にこれ、2人分?

大盛りのチャーハン。本当にこれ、2人分?

みかんもこんなに! ※果物は季節により変わるそうです。

みかんもこんなに! ※果物は季節により変わるそうです。

昼食のあとは、通常は「惠山古鎮(古い街並み)」の自由散策へとお連れ致しますが、希望があれば代わりに、このレストラン併設の太湖産淡水パールの専門店「圓潤居」で見学&ショッピングを楽しむこともできます。日本産の海水パールがアコヤガイで作られているのに対し、無錫ではカラスガイで作られているんだそう。アクセサリー類は日本で買うよりかなりリーズナブルでした。人気の真珠コスメもありましたよ。
売り場の様子。

売り場の様子。

アクセサリーがリーズナブル。

アクセサリーがリーズナブル。

人気の真珠クリームは198元。

人気の真珠クリームは198元。

史跡満載の「錫恵公園」

地元の人の憩の場です。

地元の人の憩の場です。

今回のツアーでナビがいちばん気に入ったのがここ。山に面した大型公園で、園内には古刹、明代の庭園、清代の街並などが当時のまま保存されています。三国時代から清代にかけては、この公園一帯が無錫市の中心だったそう。名家のお屋敷や皇帝が泊まった山荘を散策することができます。なにより、地元の人たちに混じって散策できるのがいいですよね。山の空気に触れながら散策するのも癒されます。見どころもいっぱいでした♪
楽器を演奏するおじさんたち。

楽器を演奏するおじさんたち。

伝統工芸品「恵山泥人」の産地です。

伝統工芸品「恵山泥人」の産地です。

1000年クラスの史跡もいっぱい。

1000年クラスの史跡もいっぱい。

恵山古鎮
清代の街並がそのまま残っている散策街。観光客だけでなく、地元の人たちも散歩を楽しんでいました。
古い街並を散策できます。建物はどれも築100年以上! 古い街並を散策できます。建物はどれも築100年以上!

古い街並を散策できます。建物はどれも築100年以上!

恵山寺
1000年以上の歴史があるという古刹。宋代に架けられた橋や、樹齢300年以上の銀杏の樹が迎えてくれます。参道では盆栽や奇石などの展示会が開かれていることも。
参道の奥に、巨大な銀杏の木があります。 参道の奥に、巨大な銀杏の木があります。

参道の奥に、巨大な銀杏の木があります。

寄暢園
明代に作られた庭園。小さな庭ながら、敷地内から錫山、恵山が望めるように設計されており、広さを感じられるようになっています。北京の西太后が作った巨大庭園「頤和園」の一角にも、この寄暢園の造園法をまねて作った箇所があるとか。
遠くの山も庭園の一部のような設計になっています。

遠くの山も庭園の一部のような設計になっています。

地元のお年寄りたちも庭園でのんびりくつろいでいました。

地元のお年寄りたちも庭園でのんびりくつろいでいました。

橋や回廊をめぐりながら庭園散策ができます。

橋や回廊をめぐりながら庭園散策ができます。

屋根にミニ錫山の飾りが。昔の人の遊び心も見つけてみて。

屋根にミニ錫山の飾りが。昔の人の遊び心も見つけてみて。

天下第二泉
中国では、歴史上の茶人といえば陸羽のこと。彼がここの井戸の水を絶賛したと言われています。中国各地には「天下第一泉」を称する湧き水の名所は多々ありますが、第二はここだけ。いちばんよりも二番のほうが有名になってしまったという場所です。
井戸の横には古い茶館がありました。 井戸の横には古い茶館がありました。

井戸の横には古い茶館がありました。

ほかに、ロープウェーで恵山に登れる場所、徒歩で登山できる場所もあるそう。早朝は近所のお年寄りたちが太極拳やダンスを楽しむのが見物できるそうです。次回はナビ、無錫に行くなら丸一日ここにいてもいいかも、と思いました。

高速鉄道で上海へ

お世話になった無錫のガイドさんとは駅でお別れ。無錫駅は、高速鉄道の改札までの道のりがちょっとややこしいので(2012年2月現在)ご紹介しておきますね。迷うかも、と不安な方は、早めに駅に入りましょう。早すぎても待合室にはケンタッキーやカフェがあるので退屈はしないかも。また、上海駅到着後はそのまま解散となります。ホテルやお目当てのレストランまでの行き方も調べておきましょう。
①正面入り口を入り、エスカレーターで2階に上がったところに、「高速鉄道は3号待合室へ」の表示が。

①正面入り口を入り、エスカレーターで2階に上がったところに、「高速鉄道は3号待合室へ」の表示が。

②3号待合室の入り口を入ります。

②3号待合室の入り口を入ります。

③待合室を入ったところ。この待合室を入ったら右手突きあたりまで進みます。

③待合室を入ったところ。この待合室を入ったら右手突きあたりまで進みます。

④突きあたりを矢印に従って右折します。

④突きあたりを矢印に従って右折します。

⑤そのまま順路を進みます。

⑤そのまま順路を進みます。

⑥ここが高速鉄道の待合室!

⑥ここが高速鉄道の待合室!

⑦電光掲示板で自分の切符の列車番号を探します。たとえば、G7069の列車ならA2の入り口が改札となります。

⑦電光掲示板で自分の切符の列車番号を探します。たとえば、G7069の列車ならA2の入り口が改札となります。

⑧ホームに降り、来たときと同じように車両と座席を探して乗車します。

⑧ホームに降り、来たときと同じように車両と座席を探して乗車します。


いかがでしたか? 無錫の大自然と歴史散策が満喫できてナビも大満足できたツアーでした。びっくりしたのは遭遇する日本人の団体ツアーの多さ。無錫の人気を改めて感じたのですが、皆さん大型バスでの移動で旗を見つつぞろぞろ移動していました。そんなツアーを横目に、小回りのきくチャーター車で、現地のお友達みたいなガイドさんと少人数で観光地めぐりができたナビはちょっぴり優越感に浸ることもできました。効率よく、アクティブな旅がしたいという方はぜひ利用してみて下さいね。
以上、上海ナビがお伝えしました。


記事登録日:2011-02-20

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送迎場所

お客様のご宿泊ホテル

ガイドがご宿泊ホテルまでお迎えにあがります。

コーススケジュール

時間 内容
07:30頃 お客様ご宿泊先ホテルにガイドがお迎えに上がります。
08:30頃 「新型CRH新幹線」で上海駅を出発。
※列車内はガイドは同行いたしません。上海駅の入り口までのご案内します。
09:30頃~ 無錫着。改札前で無錫のガイドがお待ちしています。
→太湖の遊覧船に乗船して太湖観光、仙島散策。
→昼食
→惠山古鎮(古い街並み)の自由散策。
※代わりに無錫の特産淡水真珠の専門店でショッピングを楽しんでいただくこともできます。希望があればガイドにお伝えください。
→14時頃 錫惠公園
※列車の到着時間や昼食場所、現地での道路事情により、各ポイントを廻る順番や時刻が変わることがあります。
16:30頃 列車で無錫を出発。
※列車内はガイドは同行いたしません。列車に乗るまでのご説明をして入口でお見送りします。
17:30頃 上海駅到着、自由解散
※上海駅は地下鉄1・3・4号線が通ります。地下鉄1号線「人民広場」駅へは3駅です。
関連タグ: 無錫 無錫旅情

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2012-02-20

利用日
大人 子供

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