上海の見所を1日にギュッととじこめて、庶民の街並みから有名スポットまで、あれこれご覧頂きます。
こんにちは、上海ナビです。
海外旅行先で行きたいところといえば、ナビは観光地よりも路地裏や市場。有名観光地は流し見でOK。でも、その地に住む人の生活には興味津々。そんな方は意外と多いのではないでしょうか。でも、ガイドブックに載っていない場所を日本人同士で探すのって難しいですよね。それに言葉がわからないと路地裏のおばちゃんたちと交流することも不可能・・・。そんな方にご紹介したいのが今回のツアー「上海なんでも体験」。早速ナビも参加してみることにしました!
本日の日程
「上海なんでも体験」は、まる一日使って上海を隅々まで見て歩くツアー。「個人旅行で上海に来たはいいけど思ったより言葉が通じない!」「初日だけこのツアーを利用して街の雰囲気をつかみたい」という方や、「上海に住む家族や友人に会いにきたんだけど、この日だけ仕事でかまってもらえなそう」というときにもオススメ。昼食と夕食はガイドさんといっしょに食べられるので、「一人旅なので食事に困っている」という方もぜひ利用を。
9:00 宿泊先のホテルロビー集合
9:30 南京東路→外灘→豫園と徒歩で散策
11:30 豫園商城内で中国茶の試飲
12:00 「南翔饅頭店」で小籠包のランチ
※※南翔饅頭店での昼食は各自現地精算です。注文はお手伝いいたします。
14:00 タクシーで「玉佛寺」へ
15:00 スーパーマーケット(または市場)を見学
16:30 足マッサージ体験
18:00 夕食
20:00 タクシーでホテルまでお見送り、解散
※ツアースケジュールや内容は催行状況により異なります。あくまで取材時点(2011年9月現在)の内容になりますので、ご注意ください。
有名観光地をお散歩感覚で流し見
ガイドさんはホテルまで来てくれます。
待ち合わせはホテルのロビーで。ナビが1階に降りていくと、「上海ナビ」という紙を持った本日のガイドさんが待っていてくれました。歩いたり庶民的な食堂に入ったりするので、荷物は少なめに。夏は暑さ&紫外線対策、冬は防寒対策をしっかりして出かけましょう。また、「スーパーでお買い物がしたい」と考えている方はエコバッグを忘れずに。上海のスーパーはレジ袋が有料です。
ホテルからまずはタクシーで南京東路へ。上海きっての観光ストリートとしてお馴染みの場所です。30分ほど歩くと外灘に到着! 歩きながら自己紹介したり、上海に関する素朴な疑問を聞いてみたりしているうちに気さくなガイドさんとも打ち解けることができました。
外灘から庶民的な路地を歩いていくと豫園に到着! 早めに着いたので、豫園の庭園内を散策してみることにしました。入場料もツアー代金に含まれています。もちろん、庭園よりもお土産がみたい! 食べ歩きがしたい! という方は無理に入らなくていいのがこのツアーのいいところ♪
庭園内ではガイドさんが見どころを丁寧に紹介してくれます。有名なこの壁の龍ですが、皇帝でもないのに龍の装飾を施していることがバレないよう、指を三本にして作ってあるのだそう(本来、龍の指は四本)。言われてみれば、ですね。皇帝以外が龍を使ってはいけなかったということも初めて知りました。
朝から歩きどおしだったのでこのへんで休憩を。お茶屋さんで中国茶を試飲させてもらいました。正式な茶館で中国茶を飲むとびっくりするほど高いけど、ツアー料金に含まれていると思うと安心して味わえますよね。
※お茶屋さんはその日によって異なるお店を利用するそうです。
南翔饅頭店でランチ♪
一度は食べておきたい「南翔饅頭店」の小籠包。このツアーでは、ツアー客の日本人だからといってすぐに用意された席に通されるわけではありません。食べている人の席の背後で待つ、その間に食券を買ってくる、地元のおじちゃんたちと相席で食べるなど、地元上海の食堂マナーもしっかり体験できるんです。待っている間、どんな人が何を食べているのか背後からじろじろ観察するのもOKだし、待った分おいしく感じられるハズですよ♪
こちらでは、ガイドさんが注文のお手伝いをしてくれます。オーダーすると10分ほどで熱々の小籠包が運ばれてきます。 昼食代はツアー料金には含まれていないので、お店で各自精算となります。または、昼食を軽めにして夕食を堪能する、豫園商城内でB級グルメを買い食いするなどもOKだそうですよ。
【南翔饅頭店 新メニュー抜粋】
豚肉小籠包 ・・・ 38元/6個
豚肉と蝦小籠包 ・・・ 48元/6個
辛口蟹肉小籠包 ・・・ 48元/6個
豚肉と蟹の足肉小籠包 ・・・ 58元/6個
豚肉と蟹卵小籠包 ・・・ 68元/個
野菜小籠包 ・・・ 48元/6個
豚肉と松竹小籠包 ・・・ 108元/6個
サワラ小籠包 ・・・ 88元/6個
ナマコと野菜小籠包 ・・・ 108元/6個
蟹味噌と豚肉小籠包 ・・・ 118元/6個
※個人的な飲食、ショッピングはツアー代金には含まれません。
庶民エリアへGo!
午後は豫園からタクシーで「玉佛寺」へ。ここはミャンマーからやってきたヒスイの仏像があることで有名な古刹です。観光地ではあるのですが、現在も毎日地元上海人の葬儀や法事が行われていて、日本のお寺とはまったく違う供養が行われています。お坊さんが10人くらいで歌を歌いながら鐘や太鼓を打ち鳴らして歩く様子は必見。
お寺の裏手には錦鯉が飼われています。人なつこいコイたちを眺めてしばしぼんやり。
また、玉佛寺周辺の仏具店には占い師がいます。お寺の拝観はあんまり興味ないなという方は、こちらで占いに挑戦してみては。相場は1件20元。せっかく日本語ができるガイドさんもいることですし、通訳してもらうこともできますよね。ただし、当たるかどうかは・・・?
上海でもっとも安いと言われているスーパー「TESCO」。
次に案内してもらったのは住宅街にある大型スーパー。お菓子、お茶、日用品から家電まで、庶民派価格で手に入れることができます。夕食の材料を買う地元の人たちに交じってバラまき土産を物色するのも◎。よーくお客さんを観察すると、平日の夕方なのにお父さんやおじいちゃんたちが夕食の買い物に来ているのに気づきます。そう、上海は家事をする男性が多いんです。スーパーに行くだけで地元の人たちの暮らしがわかりますよね。
スーパーよりももっと庶民的な暮らしが見たいという方は市場へGo! 生きたニワトリや魚をその場でさばいて売るおじちゃんおばちゃんたち、野菜を入れるかごを机にして宿題をする子どもたち、世間話をするお年寄りなど、ディープな路地裏上海が見られます。季節によってはライチ、マンゴー、ブンタンなどのくだものが安く手に入るので、買って帰ってホテルで味見してみては?
※ツアーではスーパーか市場のどちらかへの案内になります。
上海の家庭料理に使われる食材を見に行こう!
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家禽コーナーには見たことがないトリも!
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次にガイドさんが連れてきてくれた場所は足マッサージ屋さん。しかも、ガイドブックはもちろん「上海ナビ」でも絶対紹介しないような超庶民派店です。ガイドさんのオススメ店だそうで、普段外国人客はゼロとのこと。マッサージの技術にうるさい地元の人が通うお店ってことですよね。予約も不要だし、痛いときはガイドさんに通訳してもらえばいいし、マッサージ代はツアー料金に含まれてるし、これは便利! マッサージ体験だけのためにこのツアーを利用する価値はあるかも。
本場の上海料理を堪能
今日も地元の人たちでいっぱいの店内。
一日歩いた足の疲れをリセットしたあとはお待ちかねの夕食。紅焼肉、蟹粉豆腐など、上海の定番料理がお腹いっぱい味わえました。一日お世話になったガイドさんとももうすぐお別れ。ナビは打ち解けすぎてお互いに将来の目標を話し合うほどの仲に(笑)。海外にまた一人友達が増えました♪
※レストランの希望がある場合などは、別途「移動費」「食事代の追加料金」がかかる場合があります。また混載で他のお客様がいる場合はリクエストはお受けできません。
ナビは「保羅酒楼」もオススメ!
このツアーでは、夕食も付いてきます。上海料理若しくは、四川料理店にご案内します。
※ご希望の料理などあれば、事前にお知らせいただければ予算の範囲内でアレンジ可能です(別途追加料金がかかる場合もございます)。
いかがでしたか? 観光地も庶民エリアも一日でまわれる「上海なんでも体験」ツアー。素のままの上海を見ることができてナビも大満足でした。一日で上海通になれたような気もします。ただし、自分のペースで歩きたい方、行きたいレストランを決めている方は一般ツアー(混載)ではなくプライベートツアーの方を予約したほうがいいかも。今回ナビは一人での参加でしたが、一人旅の方にもぜひオススメしたいです。
以上、上海ナビがお伝えしました。