こんにちは、上海ナビです。
最近旅行雑誌などでよく目にするのが「母娘旅」などの親子旅行特集。家族との旅行って、普段どおり気兼ねなく過ごせるのでリラックスできますよね。上海なら近くて気軽に行けるので、出不精なご両親もついてきてくれるのではないでしょうか。ということで今回ナビは、お母さんと旅行に行きたいと考えている方、高校生以上の子どもを旅行に連れて行きたいという方にぴったりのスポットをご紹介したいと思います!
出発前に
日本と同じオーソドックスなお部屋です
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ホテルを決めよう親子で旅行をするなら、ホテル選びは「安心」がいちばんの決め手になりますよね。ナビのイチ押しは日系の「オークラ・ガーデンホテル上海」です。お部屋もオーソドックスなデザインで、和食、中華、洋食とレストランも充実。5つ星ながらお値段も比較的リーズナブルです。
親子で普段いっしょに入っているならいいかもですが……
そして重要なのがバスルームチェック。上海のホテルは外資系の高級ホテルでもなぜかガラス張りバスルームが多いんです(ホテルの公式サイトでもお部屋の詳細を紹介していないところが多いです!)。父娘旅、父息子旅などでは避けたいですよね。ツインルームのリクエストができないホテルもあったりします。
以下、ナビが実際にお部屋チェックをしたお勧めホテル。バスルームがガラス張りではなく、ツインルームがあり、年配のご両親でも安心して過ごせるホテルを選んでみました。
チャーター車なら移動もカンタン
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ツアー&チャーター車年配の両親を連れて行くなら、地下鉄やバスでの市内移動は疲れさせてしまうかもしれません。空港から市内、市内観光などはチャーター車を使うのはいかがでしょうか。旅の計画をあれこれ決める手間を省きたいなら現地ツアーもお勧めです。旅行シーズンは混み合うので、出発前早めに予約しておきましょう。
「豫園」駅1号出口など、旅行者が多い場所で被害が多発しています
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トラブル対策を万全に日本人の年配層はオシャレなので、遠目に見てもすぐ日本人だと分かります。何も分からない状態で来ると危険なのは中国茶詐欺。親子や夫婦で引っかかったという話もよく聞きます。観光地で知らない人に「シャッターを押して下さい」と頼まれても絶対に無視して下さいね。出発前に以下の記事をじっくりお読みください。
レトロな散策ストリート「多倫路」
<歴史散歩>悠久の歴史を持つ国・中国ではありますが、上海の歴史は意外や浅いんです。史跡のメインとなるのは日本の大正時代前後。内山完造や金子光晴など、日本の文化人たちが暮らした虹口エリアには戦前の日本みたいな風景がまだまだ残っています。フランス租界エリアには周恩来、宋慶齢などの故居が。当時の日本とのつながりや絆を感じる展示物も見つかります。高校生以上のお子さんにとっては、教科書には載っていない民間交流の歴史を知る機会にもなりますよ。
北外灘エリアの名刹「下海廟」
<お寺めぐり>ガイドブックにかならず載っている上海のお寺といえば「玉仏寺」と「龍華寺」ですが、市内にはそれ以外にもたくさんのお寺があります。豫園と新天地の中間エリアには、歩いてまわれる小さなお寺が多数。特に道教寺院は若い人目線でもおもしろい場所です! 知る人ぞ知るお寺めぐりをしませんか? 日曜日なら教会へ。1930年代に建てられた建造物は見応えたっぷり。
地下鉄9号線で行ける七宝
<地下鉄で行ける郊外スポット>上海郊外の定番日帰りスポットといえば蘇州や杭州などの近隣都市。または周荘や西塘などの水郷が有名です。でも、どこも列車やバス、ツアーの事前予約が必要で、意外に遠かったりするので、なかなかにエネルギーが必要なんですよね〜。そんな、「基本、市内でのんびり過ごしたい」という方にお勧めなのが地下鉄で行ける郊外スポット。上海市内なのに中国の農村や地方の街に行った気分を味わうことができます。
1930年代の洋館を使った「席家花園」
<洋館レストラン>「老房子」と呼ばれる1930年代前後に立てられた洋館がたくさんある上海。現在はレストランにリノベーションされている建築物も多く、レトロな雰囲気を味わいながら食事できると人気を得ています。元住居なので、フロアが小さく少人数で静かにくつろげるのもポイント。ナビのお勧めは「糖酢小排」が絶品の「席家花園」です。ほかにもお勧め多数。
上海名物を少しずつ味わえる「夜上海」のコースメニュー
<コースメニューがあるレストラン>少人数なら人数分のコースを頼むのもいいのでは。日本では中華といえばコース料理が定番ですが、上海ではコースを出すお店は超少数派です。ナビのお勧めは、日本で事前予約できる「夜上海」。上海蟹のシーズンなら「成隆行蟹王府」に行ってみましょう(要予約)。コースがあるお勧め店をリストアップしてみました。
点心をいろいろ頼もう
<小皿料理が豊富なレストラン>二人でもあれこれ頼めるのは点心をメインにしたお店です。旅の日程中、一回はランチを飲茶にするのもいいのではないでしょうか。2014年以降、上海にはおいしい点心のお店が増加中です。行列ができる場合もあるので、11時ごろからブランチ感覚で利用するのがマスト。
設備は日本以上!? 「極楽湯」でのんびり
<リラクゼーション>海外旅行慣れしていないご両親なら、「ホテルのバスタブじゃくつろげない!」という方も多いはず。そんなときのお勧めスポットは「極楽湯」です。「日本にもあるのに……」と思うなかれ! 規模は日本の一般的な店舗の6倍という巨大さで、絹水素風呂などめずらしいお風呂がいっぱい。マッサージ施設や和食レストランもありますよ。若々しくいてほしいお母さんにはエステをプレゼントするのもお勧め。「1時間のフェイシャルだけ」など、気軽に使える街角のデイスパへ行ってみましょう。
買うより安いオーダーメイド♪
<オーダーメイド>母娘旅のイチ押しはオーダーメイド。ガイドブックではチャイナドレスくらいしか紹介されていませんが、上海の布市場ではカシミアコート、カシミアニット、ドレス、普段着ワンピース、スプリングコートなどが自分の気に入ったデザインと素材で安くオーダーメイドすることができます。ダンス衣装、コスプレ衣装などの特殊なものもOK。オーダーはしなくても、布市場は女子なら行くだけでワクワクしますよ。
旅行に趣味を取り入れよう!
<趣味の世界へ>鉄道、ガーデニング、ハンドクラフト、骨董やアンティーク、歴史、アイドル、猫、映画スター、カメラ、車、アートなど、気兼ねなく自分の趣味に遭う場所へ行けるのも(連れて行くのも)親子旅行だからできること。友人同士だとこの辺は気を使っちゃいますよね。以下、皆さんやご両親、お子さんの趣味の世界にハマるスポットを見つけてみて下さい。
いかがでしたか? 上海旅行の醍醐味は、自由に街を歩くこととおいしいものを食べることです。のんびり過ごしたい親子旅にはもってこいの街かもしれません。ぜひ皆さんも上海で楽しい思い出を作ってみて下さい。
以上、上海ナビがお伝えしました。