絶品「串串」とお酒に合う四川風小皿料理がいっぱい。中山公園エリアの人気ご当地居酒屋。
こんにちは、上海ナビです。
2019年現在、ナビが個人的にいちばん注目している飲食店のジャンルは中国のご当地居酒屋です。紹興酒や果実酒、中国のクラフトビールが豊富で、少人数でいろいろ頼める小皿料理もいっぱい。一人旅や出張者はもちろん、地元の人に人気のお店に行きたいという方にもぴったりのジャンルなんですよ。お酒好きの方も要チェックです。ということで今回は、ナビお勧めのローカル居酒屋「今朝桃花酔小酒館」をご紹介したいと思います。
「今朝桃花酔小酒館」へ行こう!
「中山公園」駅5号出口が最寄りです
「今朝桃花酔小酒館」があるのは、日本人利用率の高いホテルが意外と多い中山公園エリア。最寄りは地下鉄2、3、4号線「中山公園」駅です。駅からは歩いてすぐ!
外観です
「今朝桃花酔小酒館」は2018年にオープンした、四川料理をメインにした居酒屋さんです。店内はこんな感じ。店名のとおり、桃源郷をイメージしたインテリアです。2〜4人がけのボックス席がメインなので、こじんまりした飲み会にぴったり。一人客も大歓迎だそうです。
入り口に待っている人がいっぱい
人気店と聞いていたのでナビは平日の17時半ごろお店に着いたのですが、その1時間後くらいにはウエイティングスペースが満席に! のんびりお酒を楽しみたい方は、時間をずらして行った方がいいかもです。ランチタイムも営業しているので昼飲みにもお勧めです。
お酒が進む、激辛おつまみ
メニューです
メニューを見てみましょう。オーダーは、メニュー用紙の料理名の横の□にチェックを書き込んで店員さんに渡すシステムです。追加が必要な場合はもう一枚用紙をもらいます。今回ナビが頼んだのはこちら。
串串が大人気
串串・鉢鉢鶏鍋底(10元)/具材各種(0.9〜2.7元/本)「今朝桃花酔小酒館」の看板メニューは串串。串串とは、ここ2〜3年上海でブームの四川料理で、いろいろな具が刺さった串を辛口スープにくぐらせて食べる料理です。火鍋よりお手軽で安くて、激辛なのにスープはぬるいのが特徴。ナビもハマり中の料理で、既に何店舗かで串串を食べているのですが、いちばんおいしいと思うのが「今朝桃花酔小酒館」なんです。
具材をくぐらせて食べます。このスープが絶品
何種類かある鍋底(スープベース)のなかでもイチ推しはこの「鉢鉢鶏鍋底」。四川の定番料理「鉢鉢鶏」(蒸し鶏に辛口のたれをかけた料理)のタレの味のスープということ。辛さのなかに甘味、酸味、ゴマの風味が絶妙に融合していて絶品なのです。激辛なのに飲みたくなってしまうようなおいしさ(こういう旨辛風味って、日本ではなかなか出会えないです)。と、書いているだけでまた食べに行きたくなってくる……。
具材は約50種類のなかから好きなものを選んでオーダーします(0.9元〜/本)。このスープがよーく絡むようなものがお勧め。野菜もいろいろな種類のものをたくさん食べられるのでヘルシーです。頼む量の目安は一人10〜20本。追加もできます。
唐辛子の風味がたまらない
涼拌毛豆(16元)上海のご当地居酒屋で絶対ハズさない、どのお店で食べてもおいしいものといえば枝豆。日本と違ってどこもお店オリジナルの味がついています。こちらの枝豆は正統派の四川風。刺激的な辛さを枝豆の風味がやわらげてくれる感じ。ビールが止まりません。
これがいちばん辛いかも
重慶跳水泡菜(6元)重慶風のキャベツの浅漬けです。見た目からはまったくわかりませんが、これも激辛。慣れていない方は要注意の、刺すような辛さです。でも、辛いもの好きなら多分大好きな味。日本の居酒屋さんにもこういうメニューほしい〜。
ビールによく合うウズラピータン
脆椒小皮蛋(16元)真ん中はピーマンのタルタル。上にのっている唐辛子をよくまぜて食べます。口の中が辛くなったらウズラのピータンで口の中をまろやかに。ひと皿でいろいろな味わい方ができます。
肉系のお勧めはこれ
記憶中的糖排(32元)豚スペアリブの甘辛煮です。辛いものに慣れてしまった口の中が落ち着くような、素朴な甘辛風味。ビールから紹興酒に切り替えたいときに頼みたいひと皿です。
ドリンクはこんな感じ。果実酒などは迷ってしまうほど豊富です。今回頼んでみたのは以下。ビールは瓶のみです。ほか、紹興酒、養生酒(漢方酒)なども揃っています。
中国酒カクテルの盛り合わせ「桃花神露」(58元)
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ライチ酒「荔枝酔」(小28元)
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雪花黒ビール(25元)
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ハイネケン(20元)
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ハシゴ情報
雰囲気のいいローカルな飲みスポットが増えてきている2019年現在の中山公園エリア。「今朝桃花酔小酒館」から歩いてすぐのお勧めは、目の前にあるビル「米域」の地下にある「浮生酒館」です(個人的にナビも大好きなお店)。同じフロアには、バーとしても使えるライブハウス「育音堂音楽公園」が。ナビが今回「今朝桃花酔小酒館」を訪れた日(2019年9月6日)は、日本人ラッパーのPUNPEEがライブを開催してました(偶然ではなく、狙って行きました〜)。
ここも四川寄りの居酒屋さんです
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意外な人が出演している「育音堂音楽公園」
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中国のご当地居酒屋に興味を持った方はここもお勧め(ハシゴは難しい距離ですが)。同じように、おいしい味付け枝豆と中国酒、紹興酒を揃えている行列店です。上海滞在中、ぜひハマってみてください。
いかがでしたか? 辛いものとお酒が好きなら必ずハマる「今朝桃花酔小酒館」。中山公園エリアは、出張で訪れる日本人ビジネスマン向けのホテルやサービスマンションが多いエリアです。「仕事終わりに飲みたいけど、上海に来てまで日本料理?」と思ったら、ぜひご当地居酒屋にチャレンジしてみてください。お会計時の安さにも驚くハズです。
以上、上海ナビがお伝えしました。