【閉店】羊家胡同

ヤンジャーフートン

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骨の隙間が一番旨い! 北京の名物料理「羊蝎子」をリニアモーターカー乗り場がある龍陽路で味わう。

こんにちは、上海ナビです。
羊蝎子という料理をご存じですか?ナビはずっとモンゴル料理だと思っていたのですが、ある日北京出身の友人に「これは北京料理だ」と羊蝎子を食べながらとうとうとお説教されたのです。中国の人の故郷愛は本当にすばらしい。で、この「羊蝎子(ヤンシエズ)」、蝎子はサソリのこと。背骨がまるでサソリのようなのでこの名が付いたのだそうです。つまりこの料理は羊の背骨をぶつ切りにして、ぐつぐつ煮たお鍋。それでも字面ほどゲテモノでもないのです。骨のまわりに付いたお肉をこそげるようにして食べるんですが、上手な職人がさばいた方がのこる肉は少ないのにその方がおいしいのだそう。大声でおしゃべりしながら賑やかに食卓を囲むのが大好きな中国人が静かに食べる料理でもあります。日本人の蟹と同じ原理かも。骨の隙間の髄が一番おいしいそうなので、皆さんもがんばって吸い出してください。
お店があるのは龍陽路の駅から歩いて5分ほどのところです。
近未来的な建物はリニアモーターカーの終着駅です。ここからたった8分で浦東空港へアクセスできるのです。

近未来的な建物はリニアモーターカーの終着駅です。ここからたった8分で浦東空港へアクセスできるのです。

駅の正面には万邦都市花園というマンモス団地があります。ピンクの外観が目印。

駅の正面には万邦都市花園というマンモス団地があります。ピンクの外観が目印。

駅を出て万邦都市花園を正面に左方向へ歩くとお店のある龍滙路に出ます。

駅を出て万邦都市花園を正面に左方向へ歩くとお店のある龍滙路に出ます。

角には「天豪大酒店」(レストラン)とカラオケ(KTV)があります。目的のお店もこの並び(奥)にあります。

角には「天豪大酒店」(レストラン)とカラオケ(KTV)があります。目的のお店もこの並び(奥)にあります。

派手!な内装と外観

これぞ中国!といった感じの派手な外観。 これぞ中国!といった感じの派手な外観。

これぞ中国!といった感じの派手な外観。

対照的な少し地味目の看板もあります。どちらもこのお店のもの。 対照的な少し地味目の看板もあります。どちらもこのお店のもの。

対照的な少し地味目の看板もあります。どちらもこのお店のもの。

店名の「胡同」は北京の路地のこと。まるで迷路のように入り組んだ胡同では今も昔と変わらない生活が営まれています。上海における石庫門のようなものですね。客席は2階にあります。イルミネーションの階段、1年中、紅葉が目に鮮やかです。
階段を上がっても派手な印象は変わりません。「なに風の内装なのでしょう?」スタッフに聞いても「きれいでしょ?」とのこと。中国の人は赤が大好きなのです。

羊蝎子と涮羊肉

胡同羊蝎子(38元) 
かなりピリ辛味です。本当は鍋仕立てでぐつぐつしているところを食べるのが本場北京式なのですが、しゃぶしゃぶも食べたかったので小さいサイズにしました。鍋バージョンはだいたい4,5人分(写真の約2倍)で98元です。
追加で手工麺(6元)を注文すると、こんな風に羊蝎子のピリ辛タレに絡めていただけます。肉厚の平麺が濃厚な羊蝎子のたれによく合います。でも北京の名物羊料理は実は羊蝎子ではないんです。「涮羊肉(シュアンヤンロウ)」羊のしゃぶしゃぶのほうが有名ですよね。
滋養清湯鍋底(10元) 
こちらのお店ではありとあらゆる鍋が用意されています。写真は一人用の小さいものですが、真ん中に炭を入れる伝統的なタイプのしゃぶしゃぶ鍋もあります。
秘制金牌麻醤(6元) 
ごまだれはどこのお店でもオリジナルのマル秘レシピがあります。お店ごとに味が違うので、ナビはそれがかなり楽しみ。こちらのお店では数十種類の材料をブレンド。数も種類も秘密だそうです。体にいいモノもたくさん入っているそうですよ。
猪脳(15元) 
北京人の友人が真っ先に注文した品です。豚の脳みそ。かなり癖が強く、好き嫌いははっきり分かれます。スープに味が移るので最後に入れた方がいいようです。味は鱈の白子に似ていますが、それよりも濃厚で獣の臭みがあります。好きな人はやみつきになりそう。
凍豆腐(8元) 
日本にもありますよね?ただ日本のとは違って、本当に凍ったままお豆腐が出てきます。豆腐の中がスポンジのようになっていてよくスープを吸います。上記のごまだれととてもよく合います。
滑子菇(12元)、蓬蒿(8元) 
ナメコと春菊ですね。鍋には欠かせない定番の具です。
西口灘羊(大39元・中29元) ※写真は大です。
西口灘羊とは賀蘭山(寧夏の北西辺、内モンゴル自治区との境界を南北に走る山脈)の東山麓に広がるなだらかな草原で育てられた羊のこと。このあたりの草にはたくさんの鉱物含まれ栄養豊か、また1年中を通して温暖で乾燥しているのが羊の放牧に適しているのだそう。こちらのお店では独自生産をしているのだとか。臭みの少ない旨味のある羊肉です。1枚ずつではなく5〜6枚がばっと一気に行くのが中国流しゃぶしゃぶ。お試しください。
いかがでしたか?羊蝎子もしゃぶしゃぶも、せっかく中国に来たのだからどちらも食べてみたい!でも時間はあまりない!という方にはぴったりのお店です。北京人の友人もここの羊蝎子なら合格点の折り紙付き。それでも彼女としては鍋バージョンの方が断然お勧めだそうです。羊蝎子にはとてもたくさんの漢方薬、香辛料が使われているので、体にもとってもいいそう。特に夏には解熱作用、冬には発汗作用、そして肝機能の改善等々、食べることすなわち予防医療「医食同源」が中国料理の神髄です。友人が数ヶ月に一度「羊蝎子(ヤンシエズ)」が食べたい病になるのも、本能的なものなのかもしれません。皆さんも、一度食べるとこの病に罹ってしまうかもしれませんよ。
以上、上海ナビがお伝えしました。

記事登録日:2009-12-28

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関連タグ: 羊蝎子 龍陽路

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2009-12-28

利用日
女性 男性